首こりに悩まされている人は
少なくありません...。
首こりは全身の不調とも関係があるため
ぜひ原因を知って緩和したいものです。
今回は首こりが起こる原因と
簡単にできる対処法をご紹介しますので
ぜひ参考にしてください!
首こりのメカニズム
凝りとは
筋肉の血流が悪くなり
硬くなっている状態を指します。
力を入れている意識の有無にかかわらず
十分な伸び縮みができない状態が続くと
血行が悪くなります。
凝っている状態が続くと
血液から供給される酸素が不足し
老廃物が溜まりやすくなります。
それが原因で痛みや不快感が生まれます。
頭は体重の8~10%の重さがあると言われ
それを支えている首には
日々大きな負担がかかっています。
体のバランスが整っていれば
首周りの筋肉は程よい緊張状態を維持して
上手く支えることができます。
しかし
身体の歪みや良くない姿勢が続くと
首の筋肉への負担が強くなり
首こりを引き起こします。
日常的な首こりの原因
首こりが生じやすくなる
日常的な環境もあります。
ここでは
首こりの原因になりがちな4つの要素を
ご紹介します。
スマホの長時間使用
合わない枕
猫背
ストレス
・スマホの長時間使用
眼精疲労は首こりを引き起こすため
スマホの長時間使用も
首こりの原因になります。
理由としては
首と頭の境目には「後頭下筋群」という
小さな筋肉の集まりがあるからです。
後頭下筋群には首と頭を動かす役割があり
目線を動かす際にも動くことがあります。
そのため
血流が悪かったり自律神経が乱れると
後頭下筋群も硬くなり
不快感が生じることがあります。
また
うつむいた姿勢でスマホを長時間使用すると
後頭下筋群の柔軟性が悪くなるため
ストレートネックになりやすくなります。
その他にも
ストレートネックの原因には
様々な要因があります。
例えば以下のような原因です。
肩甲骨を適切に使えていない
肩甲骨〜首までの筋肉の柔軟性によるもの
背骨周りの柔軟性が低い
・合わない枕
首こりの原因には姿勢の悪さもあります。
睡眠中は長時間同じ姿勢でいることも多く
無意識に
首に負担をかけている場合が多いです。
とくに合わない枕を使っていると
首に負担がかかる姿勢になります。
首こりの原因となる枕の例には
次のものがあります。
高すぎる
低すぎる
首が安定しない
横向き時に首や肩に隙間ができる
低すぎる
特に注意したほうがいいポイントは
枕の高さです。
高すぎても低すぎても良くありません。
枕が低すぎると顎が天井に向くため
首への負担が大きくなります。
起床時に首の凝りを強く感じる場合は
使っている枕を見直してみましょう。
・猫背
習慣的に猫背の姿勢をとっている人は
首こりになりやすい傾向があります。
猫背で顎が前に突き出る姿勢をしているとき
首の後ろの筋肉は縮まっている状態です。
長時間この姿勢でいると
首に強い圧迫がかかり
首こりの原因となります。
背筋を支える腹筋がないと
正しい姿勢はとりづらいため
猫背が癖になっている人は
根気強い修正が必要となります。
・ストレス
ストレスも首こりと関係があります。
自律神経は
血行や筋肉の働きとも関係しているため
ストレスを受けて自律神経が乱れると
血行の乱れや筋肉の緊張が生じ
首こりが起こります。
首周辺には
とくに多くの神経が集中しているため
神経系の症状と首こりには
密接な関係があります。
ストレスに伴う吐き気やめまい
イライラや不眠などは
首こりと相互関係がある場合が多く
見逃せない要素です。
首こりと肩こりの違いは?
首こりと肩こりは
セットにされることが多い症状です。
この2つの原因はほぼ同じですが
凝り固まる筋肉の位置が違います。
肩こりは肩周辺の筋肉が凝るのに対し
首こりは頭蓋骨と首の骨をつなぐ
後頭下筋群の凝りです。
この部分が凝ると
首の後ろの部分のはりや痛み
ほかにも様々な神経症状を引き起こします。
首こりの対処方法
首こりは
身体のさまざまな不快な症状につながるため
少しでも早いうちに軽減したいものです。
ここでは首こりの対処方法として
オススメの5つの方法をご紹介します。
首を温める
運動
ストレッチ
マッサージ
整体を受ける
・首を温める
寒い環境に長くいると
身体に不自然な力が入り
筋肉の緊張の原因となります。
そのため
首を冷やさないように
気をつけることは大切です。
夏の冷房や冬の気温の寒さには
注意しましょう!
ストールなどを活用して
首を冷やさないようにできます。
また冷えてしまった場合には
蒸しタオルやカイロなどを使って
首を温めるといいでしょう。
・運動
血行不良は首こりの原因のひとつです。
運動をすると血行がよくなるため
首こりの緩和に効果があります。
とくに身体のすみずみに酸素を届ける
有酸素運動はオススメです。
また運動には自律神経を整え
ストレスを和らげる効果も期待できます。
ウォーキングや軽いジョギング
エアロビクスなど
簡単にはじめられるものから
取り入れてみましょう!
・ストレッチ
首周りの筋肉をほぐすストレッチは
首こりの解消に効果的です。
とくに首の横側や前側の筋肉を
意識してほぐしましょう。
首を真横や斜め前に倒す動きは
斜角筋に効果があります。
また顎を上に向ける動きをすると
頭を支える首の前の筋肉を伸ばせます。
デスクワーク中でも
定期的に首のストレッチをして
緊張を緩和するのがオススメです。
・マッサージ
首のマッサージは
デスクワークの合間でも簡単に行えます。
耳の後ろにある
出っ張った骨のすぐ後ろのくぼみを押すと
首のはりを解消する効果があります。
また
エラ下から顎にかけてのリンパを
ペンなどで軽く押すのもオススメです。
・整体を受ける
姿勢の悪さや骨盤の歪みなどが原因で
首こりが生じている場合には
セルフケアだけでは解消が難しいでしょう。
整体院で施術を受け
身体の歪みを調整することで
首こりが根本的に緩和する場合もあります。
同時に
普段の正しい姿勢やストレッチ方法なども
指導してもらえますので
セルフケアでは改善しないという人は
整体院を頼ってみるのもいいでしょう。
まとめ
首こりは
首回りの筋肉が硬くなって起こります。
普段の姿勢や使っている枕などで
首の筋肉に負荷を多く与えている場合には
見直してみるといいでしょう
また首を温めることやマッサージなども
改善のために効果的です。
気になる方は
ぜひ試してみてください!
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